2013年04月17日

恋するふたりをつなぎ、見た者を幸せにするという美しすぎるイグアスの虹



南米アルゼンチンとブラジルにまたがる世界遺産「イグアス国立公園(Iguazu National Park)」の「イグアスの滝(Iguazu Falls)」にかかる虹。ここには275の滝があり、最大落差は80メートルに達する。イグアス国立公園は1984年に、国連教育科学文化機関(ユネスコ、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization、UNESCO)の世界遺産に指定された。

◆恋するふたりをつなぐイグアスの虹


ブラジル側から見たイグアスの滝のハイライト、悪魔の喉笛(のどぶえ)。酸化鉄からなるラテライトが混ざり込んだ赤い水の流れ、濃い青空に舞い上がるまっ白な水煙、そして7色の虹 

イグアスの滝に伝わる美しい伝説
昔々、イグアス川にはムボイと呼ばれる大蛇の神が住んでいた。川岸に住む人々はこのムボイを鎮めるために、春になると村の美しい娘をムボイの妻として捧げていた。次の生け贄に選ばれたのが村いちばんの美女、ナイピ。

滝壺へと伸びる虹 
でも、ナイピにはタロバという恋人がいた。引き裂かれる痛みに耐えきれず、ふたりはカヌーを漕ぎ出し、村を逃げ出してしまう。

この仕打ちに激怒したムボイは巨大な尾を振り回して川をズタズタに引き裂くと、ふたりのカヌーはこのときできたイグアスの滝に飲み込まれてしまう。ムボイはふたりを救い出すが、嫉妬深いムボイはナイピを滝壺の岩に、タロバをヤシの木に変身させて、ふたりを見張り続けている。

ふたりの悲しみに心を打たれた善の神は、よく晴れた日中、ふたりの間に虹を架ける。ふたりの熱い想いはこの虹を伝わって、恋する人のもとへと届けられるのだという。


晴天ならば、太陽と逆方向にいつでも観察できるイグアスの虹。条件がよければ満月の夜、闇に浮かぶ虹を見ることもできる。伝説では、その虹には命を蘇らせる力があり、見た者を幸せにするという。


★イグアスの滝(イグアスのたき)とは、南米大陸のアルゼンチン (80%)とブラジル(20%)の二国にまたがる、世界最大の滝である。イグアス (Iguazu) とは先住民のグアラニ族の言葉で大いなる水 (Y Guazú)という意味。


概要

イグアス川の下流にある。この滝を含むブラジルのイグアス国立公園とアルゼンチンのイグアス国立公園は、ともにユネスコ世界遺産に登録されている。最大落差80メートル以上。「悪魔の喉笛」(Garganta del Diablo) が有名な観光名所である。歩いても船でもヘリコプターでも観光できる。

アメリカのT.ルーズベルト大統領が夫妻で訪れた際、イグアスの滝を見た夫人が「かわいそうなナイアガラよ」と言った話は有名。

滝へのアクセス

アルゼンチンからのアプローチ
滝へのゲートウェイとなる町はプエルト・イグアス。街中のバスターミナルから路線バスに乗り、国立公園内のビジターセンター前で降りた後軽便鉄道に乗り換えて終点の遊歩道入り口まで行き、さらにそこから歩いて滝を見るというのが一般的なルート。

アルゼンチン側の景観は、大小無数の滝がかかっているのが大きな特徴であり、それを縫うようにして掛けられている遊歩道を歩きながらその景観を楽しむことができる(遊歩道は、滝を上から眺めるルートと下から眺めるルートの2つがある)。アルゼンチン側の遊歩道からは、「悪魔の喉笛」を上から見下ろすような格好で眺めることができる(このページ右上の画像はアルゼンチン側から撮影したもの)。また、川の中州にあるサンマルティン島へ向かう船着場から、滝つぼに飛び込むボートツアーが出ている。

ブラジルからのアプローチ
滝へのゲートウェイとなる町はパラナ州フォス・ド・イグアス (Foz do Iguaçu-PR)。街中から空港経由国立公園入口行きの路線バスに乗り、終点にあるビジターセンターで専用のシャトルバスに乗り換え、終点の一つ手前のホテル前から遊歩道を歩いて滝まで行くというのが一般的なルート。
アルゼンチン側とは景観が多少異なり、こちらはそれほど多くの滝はないが、一つ一つの滝が大きいのが特徴であり、アルゼンチン側にある「悪魔の喉笛」と変わらないくらい迫力のあるシーンを何度か楽しむことができる。また、展望台から「悪魔の喉笛」を対岸から見ることが出来る。

フォス・ド・イグアスは滝へのアクセスポイントとなる3つの町のなかで最も規模が大きく、アルゼンチン側に行く場合でもここを拠点にした方が動きやすい。フォス・ド・イグアスからプエルト・イグアスまではバスで2時間前後、シウダ・デル・エステまではバスで1時間前後(国境でのパスポートコントロールをそれぞれ含む)である。
フォス・ド・イグアスへは、空港へはブラジル各地から、バスターミナルへはサンパウロ、クリチバなどブラジル各地から昼行・夜行バスが出ている。
国立公園中に唯一のホテル(ホテル・ダス・カタラタス)はヴァリグ・ブラジル航空のグループ企業である「トロピカルホテル&リゾート」が経営していたが、現在はオリエント・エクスプレス社が経営している。

パラグアイからのアプローチ
滝へのゲートウェイとなる町はシウダ・デル・エステ。ただし、直接滝に行くことはできないので、一旦フォス・ド・イグアスに出た上でブラジル側に観光に行くか、直行もしくはフォス・ド・イグアス経由でプエルト・イグアスに出てアルゼンチン側に観光に行くかいずれかのルートをとることが必要である。


イグアスの滝 FOZ DO IGUACU
イグアスとは先住民の言葉グアラニー語で“大いなる水”を意味し、その言葉どおり、高さ約70mから落下する大小様々な275の滝で形成されています。イグアスの滝は国境にまたがっているため、ブラジル側とアルゼンチン側から見ることができますが、落水側の大半がブラジル側に向いているので、滝全景を眺めるのに適しています。
最も迫力があるのは「悪魔の喉笛」と呼ばれる箇所。近くに展望台があり、イグアスの滝を訪れたなら、ぜひ寄って間近で大瀑布の迫力を感じてみてください。

◆世界三大瀑布といえば、北米のナイアガラの滝、アフリカのビクトリアの滝、そして南米のイグアスの滝。

ブラジルとアルゼンチンの両国にまたがるイグアス国立公園。その名を知らしめているのが、大地を切り裂くようになだれ落ちる茶褐色の滝。耳をつんざく轟音とともに舞い上がる水煙、圧倒的な水の勢いは、日本の楚々とした滝のイメージとはずいぶんとかけ離れています。


北米のナイアガラの滝、アフリカのビクトリアの滝と並ぶ世界三大瀑布のひとつですが、ダイナミズムという点においてほかの2つをはるかに凌駕。「巨大な水」という名が決して伊達でないことは、滝幅約4.5km・最大落差約80km・水量毎秒6万5千tというデータからも明らか。

滝へのアプローチは幾通りかあり、自然の驚異を全身で体感するなら断然アルゼンチン側。遊歩道を伝って展望台へ近づけば、目の前には哮り狂った「悪魔の喉笛」が口を開け、凄まじい水しぶきを上げて私たちに襲いかかります。頭上には美しい虹がかかり、艶やかな蝶が乱舞して、まるで天国と地獄を同時に見るよう。対岸のブラジル側からは「水のカーテン」と形容される壮大な滝のパノラマが楽しめ、雨期ともなると大小の滝は200とも300ともなって降り注ぎます。

イグアス国立公園の主役はこのイグアスの滝ですが、亜熱帯動植物の宝庫であるジャングルにも貴重な動植物が豊富。また周辺にはブラジル、アルゼンチン、パラグアイの三国国境地点展望台があり、大陸のスケールを実感できることでしょう。
posted by kisebeauty at 11:36| Comment(0) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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